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家づくり

失敗しない家づくり-お金編-

住宅費用3つのコスト

皆さんが、興味・関心の高い家づくりの費用についてお話しさせていただきます。
家づくりを進めたいけれど、費用がどのくらいかかるのかわからないので、家づくりの計画が進まないという方もいると思います。
まずは、家づくりでどんな費用を想定しておけば良いのかを勉強していきましょう。
住宅費用には大きく3つのコストがかかります。
① イニシャルコスト(建築費)
② メンテナンスコスト(修繕費)
③ ランニングコスト(光熱費)
この3つを合わせて、ライフサイクルコストといいます。
このライフサイクルコストの捉え方、考え方によりお金の面で失敗するかしないかが分かれます。

イニシャルコスト(建築費)

イニシャルコスト(建築費)は、大きな金額なので、皆さん一番関心のある費用だと思います。また、イニシャルコストには、建物費用だけでなくカーテン、照明、空調、外構とともに、せっかくの新築住宅だから家具や家電なども新しくしたいとお考えの方も多いと思いますので、事前に計画に入れておくことをお勧めします。
ただし、ここで気を付けておきたいことは、イニシャルコストばかりではなく、目に見えないコスト(メンテナンスコスト、ランニングコスト)が存在し、そのコストにも目を向け、トータルバランスでコストを考えていくということです。
これらの費用もはっきりさせることで、「こんなはずじゃなかった」なんてことも回避できるようになるでしょう。

メンテナンスコスト(修繕費)

住宅寿命を長くし、安心・安全・快適な生活を続けていくためには、住まいのメンテンナンスが必要になります。そのメンテナンスコストですが、30年間戸建て住宅に住み続けた場合、いくらくらいになるか想像がつくでしょうか。
ずばり、総額965万円程度かかると言われています。※大手住宅会社公開費用より算出 

ここで大事なことは、先程、説明させていただきましたイニシャルコストとメンテナンスコスト両側面でトータルコストを捉えるということです。
イニシャルコストを安く抑えることができたが、頻繁にメンテナンスが必要な素材や設備のため、
トータルで見たらかなりのコストになってしまった。また、その逆で多少イニシャルコストがかかったとしてもメンテナンスサイクルの長い建材を選んだことにより、メンテナンスコストが抑えられ、トータルコストを抑えられるということがあります。

住宅会社にシミュレーションをしてもらい、メンテナンスコストを把握し、イニシャルコストとのバランスをトータルで考えていくことが大切です。

ランニングコスト(光熱費)

住まいに関する不満1位として挙げられているのが「冷暖房などの省エネルギー性」です。
つまり、光熱費などのランニングコストへの不満が多いということになります。

ランニングコストを抑えるためには、断熱性能、気密性能の高い住宅を選ぶことです。いわゆる省エネ住宅にすることにより、冷暖房費が、旧省エネ基準住宅に比べ、毎年5万円程度安くなると言われています。
※旧省エネ基準住宅 75,234円/年、省エネ住宅25,000円/年
30年間住み続けた場合で考えると約150万円もお得ということになります。
では、断熱性能・気密性能の高い住宅を選ぶには、どのようなところをチェックすればよいのか確認していきましょう。
まずは、断熱性能です。断熱性能を高めることで外気温の影響を受けにくくなり、エネルギーロスを少なくすることができます。
断熱性能を確認するための数値としてUA値(外皮平均熱貫流率)というものがあります。
これは、住宅の内部から外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した数値になります。この数値が小さいほど断熱性に優れているということになります。
関東圏では、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の基準値であるUA値=0.6W/㎡K以下であるかをチェックしていきましょう。
もう一つは、気密性能です。気密性能とは、住宅の隙間を極力減らすことで、住宅内で暖めたり、冷やした空気を逃がさないのでエネルギーロスを少なくすることができます。
気密性能を確認するための数値としてC値(相当隙間面積)というものがあります。値が小さいほど家全体の隙間が少ないということになります。
現在、C値について基準はありませんが、換気システムを効率的に動かすということを考えるとC値=1.0c㎡/㎡以下であるかをチェックしていきましょう。
断熱性と気密性をしっかり確認することで、ランニングコストを抑えることができる省エネ住宅かどうかを確認することができます。

まとめ

今回お伝えした、家づくりにかかる費用、特に住んでからの「ランニングコスト」「メンテナンスコスト」をしっかり確認しておきましょう。
家づくりの費用で失敗しないために大切なことは、どんな費用が掛かってくるのかを事前に把握しておくことです。
そうすれば、後から「こんなはずじゃなかった」ということもなくなるはずです。
理想のマイホームを手に入れるためにもしっかり確認しておきましょう。

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